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アール・デコとモード展

sarablog
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三菱一号館美術館で開催されている「アール・デコとモード」展に行ってきた。

久しぶりにファッションを取り上げた展示を見て、とても気分が上がったので記録しておきたい。
写真撮影可能エリアも会期途中で拡大されたらしく、とても楽しい展示だった。

行ってから知ったのだけど、キラッとしたものを身につけていると100円引きになった。
指輪やネックレス、ベルトなどでも割引されていたので、見えないところに身につけている場合は、チケットを買う時に主張してみるといいと思う。

アール・デコとは

1910年代から1930年頃にかけて、ヨーロッパやアメリカで流行した装飾芸術の様式。それまでのアール・ヌーヴォーが曲線的な装飾だったのに対し、アール・デコは、直線的なモチーフが特徴的。

ファッションの分野においても、アール・ヌーヴォーと比べてシックな装いが増えている。

ドレスがたくさん

パンフレットにも掲載されているおそらく展覧会の目玉の1つとされている、ランヴァンのドレス。
曲線が美しくて、あまりアール・デコという感じはしないけれど、黒のシックさ、全体のバランスと装飾の細やかさはすばらしい。綺麗とかわいいを両立しているようなドレスだと思う。

ポール・ポワレのドレスは、どれも当時の雑誌に出てくるファッション版画のドレスそのままみたいなデザインが多い。これも、部屋に飾っておきたいようなかわいさがある。

左がマドレーヌ・ヴィオネのデイドレス。ヴィオネは、布を斜めに使うバイアスを用いたドレスを作っていて、個人的に1番好きなデザイナー。久しぶりに見られて嬉しかった。

右の黒いアンサンブルはシャネル。すごくシャネルっぽい、シャネル本人が着ていそうなデザイン。好きな人は多そう。スタイルのいいおばちゃんが着てたら今でもおしゃれってなる気がする。

このコーナーも、展覧会のメインとしてパンフレットなどに載っていた。
左から、ペール、ジャン・パトゥ、シャネルのドレス。

アール・デコというと、それまでのアール・ヌーヴォーと比べてシンプルなイメージがあるけれど、アール・ヌーヴォーとはちがう華やかさがあると思う。

ポール・ポワレのデイドレス。涼しげかつ素朴な雰囲気。

こちらもポワレのデイドレス。

ブルーのコートは、ポール・ポワレのデザイン。
このコクーンのようなシルエットはポワレっぽいけれど、現代でもシックでいい女が着てそうという感じがする。

1925年頃のウォルト(Worth)のドレス。
ウォルト社の創始者シャルル・フレデリック・ウォルトは、今のブランドや季節ごとのコレクションというシステムを作った人。

ビーズと刺繍が煌びやかで美しい。黒地に大きめのワンポイントというのがいい。

マドレーヌ・ヴィオネのイヴニング・ドレス。
これはバイアスカットではないけれど、布の組み合わせのパターンがおもしろい。

これはアール・ヌーヴォーのもの。キュッと締まったデザインで女性らしさを強調していたのだろうけど、やはり健康面は心配になる。アール・デコとのちがいがよくわかる。

1920年頃のテディ。100年前のものだけど、今でもありそうなデザイン。レースの繊細な感じがいい。

ガーターを留めるものだった気がする。日本とちがって、フランスでは大人があまりかわいいモチーフのものを着けないイメージなので珍しいと思った。

ヒールがかわいい

今回の展示で、惹きつけられている人が多かったヒールの展示。

当時、こういうヒールを履くような身分の人は歩く必要がなさそうだから、あんまり削れたりはしなかったのだろうか。

カラフルでキラキラしていて、見惚れてしまう。

ゴールドとかシルバーとか、あまり色数の多くないものも素敵。

いろんなデザインがあって、現実にこういうものが買えたとしたらコレクターになるかもと思う。

ショップで購入したもの

A4のクリアファイルと、小さいファイル。
小さい方は、今回の展示に出されていたものではないけれど、箱根ラリック美術館の、ウォルト社のdans la nuitという香水瓶。

A4のファイルの裏側はヒールのコレクション。
何度見返しても楽しい。

まとめ

写真撮影可能エリア以外も充実していて見応えがあった。
ドレスは立体的なものなので、実際に見ると生地の雰囲気やビーズなどの輝きも感じられる。
ぜひ本物を見てほしい。

2026年1月25日までなので会期中、もう1度行きたい。

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sara
sara
美しいもの、かわいいものに囲まれて暮らしたい30代女性。
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