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東京国立博物館「江戸⭐︎大奥」展

sarablog

ずっと行きたいと思っていた「江戸⭐︎大奥」展に行ってきた。

久しぶりに東京国立博物館に行くと、常設展を見にきている外国人と、大奥展を見にきている着物の女性たちがいて、文化的な雰囲気が漂っていた。この暑さで着物を着られるの尊敬する。

「江戸⭐︎大奥」展概要

東京国立博物館、平成館の特別展示として開催されている。

会期は2025年7月19日(土)〜2025年9月21日(日)まで。休館日は月曜日。

チケットは当日、博物館の窓口でも購入可能。

詳しくは、東京国立博物館のホームページを参照。https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2703

華やかな展示、写真撮影可能エリアもあった

今回の展示は、大奥の女性たちの着物や、大奥に嫁ぐときのいわゆる嫁入り道具など、華やかなものが多い。

入ってすぐの第1展示室と、最後の第4展示室は、撮影可能エリアもあった。
日本史にあまり詳しくなくても、華やかな展示を見るだけで十分楽しめた。

江戸城みたいなセット。

これはドラマで着用された着物の展示。
誰の役で、どの役者さんが着用したか説明があった。

華やかな着物は見応えがある。

近くでよく見ると、刺繍など細部が見えて、これが手作りで作られているなんて、かかった手間を考えると本当にすごい。

こんなに派手な柄を身につけるの?って思うような海老柄。

着物って、自分が着るのも気分が上がるけれど、場所があったらこうやって並べておくだけでも楽しい。

ポップな柄も面白い。チェックとか、現代的に見える。

感想

江戸時代は長いので、御台所(将軍の正室)だけでなく、側室もたくさんいる。
また、大奥はとても大きな組織だったので、それを支える女中さんたちの数も膨大で、ヒエラルキーがあった。

御台所でこれまで知っていたのは、篤姫くらいだったけど、今回の展示で、それぞれの女性たちの出自やキャラクター、人生を知ることができて面白かった。

当時の結婚は、家同士を繋ぐ政治的なものであって、もちろん恋愛によるものではないけれど、結婚後に仲のいい夫婦として知られたなど、将軍との関係性についても伝えられていて、それぞれの女性についてイメージが膨らんだ。
また、出身が宮家か、武家かという違いはけっこう大きそう。宮家で生まれて、そこから武家に嫁ぐってどんな気分なんだろうと考えた。

そして何より、御台所たちは、将軍家に嫁ぐというだけでもかなりビックイベントなのに、嫁ぐ前も養子縁組をしたり、嫁いでからも世継ぎを産み育てたり、篤姫の江戸城の無血開城のように政治的にも尽力したり、かなり濃い人生を送っている。
個人的に、最も衝撃を受けたのは、こんなに濃い人生を送っているのに、当時30〜40代で亡くなっている人が多かったこと。

今の自分の年齢で、この人たちはもうこれだけのイベントを全部終えているのか、とか考えると、現代に生きているありがたみと、これからの人生もっと頑張ろうと思えた。

まとめ

江戸⭐︎大奥展は、歴史が好きな人も、ファッションが好きな人も、予備知識が何もないという人も楽しめる展示だった。

あと2週間くらいなのだけど、迷っている人がいたらぜひ行ってみてほしい。

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sara
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美しいもの、かわいいものに囲まれて暮らしたい30代女性。
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